医師は収入が多い職業として知られていますが、年収800万~2500万円程度に収まっている人が多く、それより多い人は”突き抜けている"という印象です。
ここでは、医師が年収1億円を稼ぐ方法を考察したいと思います。
普通に勤務医をしているだけでは無理
そりゃそうですね。勤務医で稼ごうと思ったら
- 美容外科医になる
- 麻酔科フリーランスになる
しか方法がないです。美容外科でも年収は5000万円ほどが一つの上限の相場と考えられ、その後は個人のブランディング、開業が必要になります。
また、麻酔科フリーランスの方は専門医制度の更新によって危機に陥っています。
常勤(週3回以上の勤務)でなければ麻酔科専門医の更新ができないことになったのです。
どちらも、個人のブランディングによって契約の料金が大きく変わってきますので、自分ならではのスキルとキャリアを身に着け、武器として使う必要がでて来ています。
開業では
美容外科を除き、トップクラスに収入があるのは眼科のクリニックです。
なぜなら、小さな手術で大きな稼ぎになるからです。
通常の外科の手術よりも短い時間で準備、手術を終えることが出来る割に収益が大きく、件数をこなすことが可能です。
その結果、診療科別の開業医院の収益ランキングでは一位となっています。
しかし、1億となるとなかなか眼科クリニックと言えど簡単ではありません。
眼科のなかでも特定の領域に特化して患者を増やしていくことが大切になってきます。
一方、普通の〇〇内科などのクリニックでは、半分の5000万円も収益が出ません。こちらの開業医の方は、クリニックではなくその他の副業で収入を増やす必要があります。
副業が大切
上で説明したように、医師で1億円の収入を得ようと思ったら副業が大切になってくるのですね。
「資産運用で収入も増えるんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが、そうではありません。確かに、『資産1億円』であれば資産運用を頑張れば雪だるま式に比較的楽に(医師ならば)達成可能ですが、毎年1億円入ってくるようにするのは難しいです。
それでは、医師におすすめの副業とは何でしょうか?
ブログ、SNS、YouTubeなどでの情報発信
個人の医師として、名前を売らなければ話になりません。
医師に限った話ではありませんが、個人としてブランドを構築していくことが重要になります。
まずはブログやTwitter等で発信を始め、余裕があればYouTubeでフォロワーを増やしていきたいところです。
書籍の販売
上記の方法で上手く情報発信できた場合は、その内容を書籍化して販売することもできます。
今は紙媒体だけではなく、電子媒体も有効です。
Kindleストアで電子書籍を売るのはそこまで高いハードルではありません。現実的な目標として早いうちから意識しておくのが大切です。
講演、テレビ出演
こちらも、ある程度のポストまで昇進し学会等で存在感を示すか、上記の方法で自分のブランドを示せた場合には非常に有効なステップになります。
講演やテレビ出演の単価は非常に高価であり、コンスタントにこれらをこなすことができれば年収1億円も見えてきます。
不動産業
不動産の管理・売買で収益をあげている医師は存在します。
不動産業をやるのに向いていると思われる人にはおすすめです。
具体的には、
- 知り合いにプロの不動産業を営む人がいて、ノウハウを教えてもらえる
- 不動産の管理に時間を割くことが出来る
逆にいうと、上記が満たせない人には不動産業は積極的にはオススメできません。
ノウハウが必要な業界ですし、なまじお金だけあって知識のない医師が中途半端に不動産に手を出してみても、食い物にされるのがオチです。
まとめ
- 普通に「レールに乗って」キャリアを歩んでいくだけでは年収1億円は夢のまた夢
- 保険診療の範囲では開業で1億円の収入を目指せるのは眼科くらい、でもそれも相当厳しい
- 副業を極めるべし
- ブログやSNSの情報発信が大切
- 不動産業は条件が合えばおすすめ